9日の夕方、Kから「破水したかも・・・」という連絡を受け、急いで自宅に帰りました。帰宅して即Kを車に乗せて、何時もお世話になっている病院へ直行!!幸いにも帰宅ラッシュが緩和されて、約15分程で病院に到着する事が出来ました。
外来の受付が既に終了していたので緊急外来窓口に向い、Kが受け付けをしている間に緊急外来のチャイムを押すと中からスタッフさんが出てきてくれました。Kが電話である程度の事を説明していたらしいのだけど、再度問診がありその後診察室に入る事になりました。診察室に入って2,3分後、Kが車椅子に乗せられて出てきて
「ゴメン、やっぱり破水してた・・・(-_-;)」
とポツリ・・・。
予定日まで10日以上あったけれど、「まさかこのタイミングで!?」と動揺しながらも、病室へ案内されました。
(いつでも入院できる様に着替え等を準備しておいて、本当に良かった・・・)
この日は抗生剤等の投与をしながら、自然に子宮口が開くのを待つ為、一時帰宅しました。
一夜明け、手続き等がある為仕事を休み、朝からずっとKの傍に付き添い。Kからは「仕事を休ませてゴメンね」と言われたけれど、こんな一大事に落ち着いて仕事が出来そうにありませんでした。
抗生剤の投与が終わり次第に陣痛促進剤の投与が始まったのだけど、30分毎に流量を増やしていくらしいのだけど、これがKにとってかなりの苦痛だったらしい。というのも陣痛の感覚が短くなって行くのと同時に、子供が下に行く度に痛みを感じる場所が変わって来るかららしく、それがかなり酷かったらしい・・・。しかし、その促進剤を使っても子宮口が開く事が無く、その日の投与は中止された・・・。
中止された瞬間に陣痛の痛みが一気に遠のいた様で、それまでの痛みの影響でKがグッタリとしていた。
その後俺の両親が見舞いに来てくれたのだけど、両親が帰ろうとした時にアクシデントが起きた・・・。
K、発熱!!
本当にまさかの事態に驚いて、俺の母親に相談してナースコールを押して診て貰って先生が
「破水して少し時間が経っていたから、若干感染症の様な症状が出ているのかも」
という事で、緊急帝王切開をする事になった・・・。
本当にまさかの展開・・・。
Kのお母さんとKの妹夫婦が帰って間が無くして発熱が分かったので、急遽電話をして再び病院に来て貰おうとした。
(Kのお母さんは夜勤でした・・・)
「初めて書いた手術の同意書がまさかこんな形だなんて・・・」と思いながらも、Kの無事を祈りました。
先生に
俺 「手術の予定時間は?」
と聞いたところ
先生「40分位だと思います。」
と聞いていたので、その40分がかなり長く感じた。
待合室で俺の両親とKの妹夫婦、そして俺の5人で何気ない会話をしながらも巨人対阪神戦を見ながら、気を紛らわせていた。丁度これからというタイミングで、「NORIさん!!」とKの妹に呼ばれ振り向くと、保育器に入れられたベビが先に出て来た。
「お母さんも赤ちゃんも元気ですよ♪これから赤ちゃんの身体を洗ってきますので、もう少しかけてお待ちくださいね。」
そう看護師さんに言われて、本当にホッととした♪
数分後、再度看護婦さんに呼ばれて状態や説明を聞いて、俺だけ(赤ちゃんの両親しか入れないから)NICUの中へ入って、改めて対面してきました。もちろん抱っこもして来ましたよ♪
熱に耐えながらも頑張って産んでくれたKと、一生懸命処置してくれた先生に感謝です!!
そして俺とKの元に来てくれたベビに、「無事に産まれてきてくれて本当にありがとう♪」と言いたいです。