それは突然にやってきた。
「ノリさん、破水した」
子供達を寝かしつけ、家事を済ませ、Kと二人でリビングで寛いでいたら、急にKが慌てた様に言い出したのだ。ここ数日バタバタとしていた事もあってよく「お腹が張ってる」と言っていたのと、最近胎児が下に降りてきていたので、「気をつけなければ」とKが言っていた矢先の事だった。
かかりつけの病院に事情説明の電話と、救急車の手配。病院からは「自車でゆっくりと来て下さい」的な事を言われたらしいが、破水してしまっているのに、そんな悠長な事を言ってられない。よって、救急車を手配して正解だったと思った。
(救急車なら速度は守りつつも、赤信号関係無く走ってくれるからね。更に、移動中もプロによって処置してくれるのも有り難いです。)
王子の時は上部破水の後、俺の運転でかかりつけの病院に向かった。その後発熱の為、緊急帝王切開。姫の時は計画的な帝王切開。そして、今回の救急搬送からの緊急帝王切開。
(一度帝王切開をすると、第二子以降も帝王切開になるらしいです。)
シチュエーションは違えど、三人とも無事に産まれてきてくれました。
ただ、(姫が産まれた時もそうだけど)コロナ禍であるという事で、面会制限があるという事が非常に辛い。王子の時は、仕事が終わった後等に面会に行っては、よく抱っこしていました。
そう考えると、コロナウイルスが流行して以降、お見舞いの仕方等も変わってしまいました。「緩和された」といえど、まだまだ油断は出来ませんからね。
長女が産まれる以前からコロナで騒がれ、面会はおろか病棟に上がる事がままならなかった。5類に移行された今は緩和され、面会も可能になったのだが・・・。
実は二週間ほど前に妻と長女がコロナに感染してしまい、その影響によって出産予定日が一週間延長になってしまいました。
(理由として、出産時にウイルスが飛散して二次感染の可能性がある為)
「帝王切開が一週間延期か~」なんて話していたのだけど、徐々にお腹が張る回数が増えたりしていたので、張り止めの薬を服用していたのだけど、まさかの破水。
本当にまさかの出来事。
よく「妊娠と出産は何が起きるか分からない」という事を耳にするけれど、まさにこういう事だと思う。コロナ禍の今、更に上乗せで何が起きても分からない状況だといえるだろう。
「会いたいのに会えない。」というのはシチュエーションは違えど、出産時でも同じなんですよね。
同じ事を何度も書いたけれど、それだけ悔しいと思っている事なんだよね。
「恐らく明後日には接触が解禁になるのではないか?」という話なので、解禁になるまで少し待とうと思います。