母「もう良くなったのなら、先生に言って退院して来なさい‼︎」
俺「はい?」
昨夜の夕食前にこんなやり取りがあって、その瞬間俺の心が揺れ、再び崩れそうになった。急いで安定剤を飲み事なきを得たが母親に向かって
俺「今これを飲んでいないと、もしもの時危ないのだからね」
と言い放った。
Kの次に一番理解してくれてると思っていた母親から、そんな一言が発せられた事が驚きだったし、悲しかった。それと同時に
「結局、仕事の事しか考えていないのか?」
と思ってしまった。
騒ぎを聞いた父が2階から降りてきて俺を宥めてくれたけれど、それでも母に対する怒りと悲しみが止まらなかった。
一家の大黒柱ではあるけれど、今は病気と戦わなければいけない状態であるのに、それを理解されていない事に対する腹立たしさもあった。
入浴していたKに事の詳細を話し、外泊途中にあったのだが急遽病院へ帰る手続きをして貰った。そして家を出る際に
「もう母さんの顔なんか見たくない」
言っちゃいけない事なんだけど、自身の状態を理解してくれていない事に腹が立ってそう言ってしまった。
病院へ帰る道中、車内でKに思いの丈を全て話した。
確かに仕事に早く復帰した方が良いのは分かっている。けれど、「不安」が勝ってしまい萎縮してしまったり、緊張で手に震えが出てしまう事がある。
「どうしたら理解をしてもらえるのか?」と考えると、また悪循環になってしまいそうなので、あまり深く考えない様にする。
なお、暫く外泊を休止する事を決めました。
帰宅中良い事もあった。
次女が寝返りを始めたのだ。
俺もKも見ていない間の一瞬にコロンと転がり、しっかりと腕抜きまでして、満面の笑みでニコニコしてこっちを見ていた。急いでKが動画を撮ろうと、再度寝返りをさせようとしていたけれど、そういう時に限って寝返りをしないんだよね。
でも、これから寝返りをなん度も見せてくれて、その内ハイハイもしだすと思います。
楽しみだー‼︎