いやぁーまいったまいった。前日土曜日未明から続くauの障害、発生から休み上に未だ接続しづらい状況が続いておりました。
我が家は俺も妻もauなので、2人とも電話がつながらない状況になっています。仕事またはプライベート情報で連絡がつかないので本当にどうしようもない状況になっていました。
今回の障害は全国のVoLTE交換機において輻輳(ふくそう、通信が大混雑していることを意味する用語)し、音声通話とデータ通信が利用しづらい状況となった。そのため音声通話がつながらない、SMSの送受信ができない、はたまたデータ通信の速度が遅くなったり、接続が切れてしまったりするといった状況になった。
影響する回線数は全国で最大3915万回線。このうちスマートフォンや携帯電話は最大約3580万回線、MVNO向けが最大約140万回線、IoT回線が最大約150万回線、ホームプラス電話が最大約45万回線。最終的な影響の範囲は、障害解消後、精査することになる。
法人向けとしても多く活用されており、物流関連、自動車向けのコネクテッドサービス、気象関連、銀行関連、交通関連と幅広い範囲で影響が及んだ。
ただし、SMSを利用していないテレメーター(遠隔の水道計測などのメーター)といったIoT機器は影響を受けていない。
また、KDDIにとって顧客にあたる、楽天モバイルへのローミングサービスについては、VoLTE交換機をKDDI側と分けており、楽天モバイルのユーザー向け設備で輻輳は起きていない。ただし、輻輳を抑えるため、全体に50%の規制をかけており、その影響で楽天モバイルのローミングエリアでも利用しづらい状況になった。■ 何が起こったのか
今回の障害は、日々のメンテナンスの一環として実施された作業のなかで発生した。
当初予定されていたのは、古いルーターを新しいルーターへの交換。これにより、トラフィックのルート変更となるなかで、一部の音声通話が不通となってしまった。
これをきっかけにルーターで障害が起き、約15分、VoLTEでの音声通話が使えなくなった。
これらの状況を踏まえて、変更を取り消して、ルートを切り戻そうとしたが、アクセスが集中して再接続要求が多発し、全国で輻輳が発生してしまった。深夜ではあるが、VoLTEでは、50分にいちど端末はネットワークに登録処理をするため、一定の通信が実施されており、通話できない時間が発生したことで輻輳につながり、VoLTE関連のリクエストを処理できなくなった。
また電話をかけようとすると、まず携帯電話側のネットワークにある加入者データベースに位置情報などを登録し、その後、VoLTEの交換機にそれらの情報が渡される。VoLTE交換機がダウンしていたことで、加入者データベースからVoLTE交換機へアクセスできない状態となり、加入者データベース装置も輻輳状態に陥った。
そして加入者データベースとVoLTE交換機がそれぞれ保有するデータが一致しない状況にもなっており、2日の夕刻からはデータの不一致を解消する作業が進められている。
これらの作業は、西日本で3日11時に終了しており、東日本で3日17時30分に終了する予定。その後、ネットワーク試験を進めた上で、本格再開時間が決まる。
特に仕事面ではお客様と連絡がつかないので、仕事にならない。プライベートでも連絡が取れない状況になっています。昨夜連絡を取らないといけない状況になり、近くのコンビニや公衆電話を使いに行ってきました。しかし、最近のコンビニは公衆電話を置いていないようで、3軒回って全くない状況でした。携帯電話の普及による公衆電話の利用機会が減るだけでは本当に困ってしまいます。久しぶりに公衆電話を探して走りまくった気がしました。「まさかこんなに公衆電話がないとは」と、思わず普段使い慣れてしまっている携帯電話の使用方法を少し考え直す良い機会だったかもしれません。
携帯電話がつながらない時でイライラしたり不安になったりなのは我が家だけではないと思います。
今回我が家の周りでは何もなかったけれど、「もしも緊急時があった場合どうしたらいいだろうか?」と考えてしまいました。
先日、偶然立ち寄ったコンビニのトイレに、「災害時、携帯電話は役に立たない」と書かれたポスターが貼られていたのを見て納得していたのだけど、「接続障害とはいえ繋がらなければ役にたたない」と思いました。
近年では「自宅に固定電話を行い家が燃えているようだけど、固定電話を考えるべきなのだろうか?」とも考えてしまいました。
今ではあって当然になっているのが携帯電話。しかし、考えられる事象ではあるといえ、こういうアクシデントも許容範囲内に入れておく必要がある事が今回はっきりとしました。